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引きこもりと居場所

わたしは所謂引きこもりで高校中退の末
数年間家に閉じこもっていました。
そんなわたしに母が提案したのは
自宅から電車に乗って一時間ほどにある
小さな絵画教室。
もちろんわたしは拒否を続けしばらくの間勇気はでなかたのですが
幼少のころより絵画による才能を認められていた経緯もあり
しぶしぶ見学へ向かいました。
電車を抜けるとそこは広い田園風景で
その中央に目的地はありました。
教室と言っても重苦しいものはなく、開放的で個性的な香りがしました。
わたしは体験入学を受け
静物画のデッサンを仕上げると
その場にいたご老人が声高に褒め立ててくれ
先生方とも少しずつうち解けることができ
わたしはこの場所に大きな期待を抱きました。
水曜日に必ず通う田舎の小さな教室は、ご老人と若者がひとり。
その若者がわたしです。
自然の世界に身を置き、さまざまな風景を描写して
わたしは一回りも二回りも成長していくのです。
絵画というものは、何にも縛られることなく自分の世界に没頭ができる魅力があります。
そしてその一枚の絵をツールとして様々な人々との対話ができる。
こんなに幸せなことはありません。
今わたしは、もう一つの教室に入学することを検討しています。
すでに体験入学は済みました。
そこにはたくさんの学生が在籍しますが、みなが同じ目標を追いかけ邁進していく日々があります。
絵を描くということ。それは自由の世界です。
下手でも上手でもそんなことは関係在りません。
さまざまな価値観のなか、評価し合い認め合い互いに成長していくのです。
わたしは絵という世界で自分の居場所を見つけました。
みなさんにもきっと、素敵な居場所になることと思います。

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